習慣の例

たとえば靴を履くとき左足から履くとか、朝起きて半分眠っている状態でも歯を磨いていたりなど、たしかにこれらの行為は、どうしようかと考えずにやっている。氏によれば、アメリカの研究者が、人間の行動の九割は、習慣つまり「くせ」になっているという指摘をしたそうだ。だから、この「くせ」を変えるにはどうしたらいいのかという研究も進んでいるらしい。

言われてみれば当然の指摘だが、改めて考えてみると、「くせ」が九割というのは重大な問題だ。生まれつきのものと勘違いしても仕方があるまい。しかし、今言ったように、これは後天的なものだ。

時間を守る「くせ」をつける

しかも、みずからでつくったものではなく、他人からつけられたものが多い。子どものころからこうしなさいああしなさいと言われた結果、それが「くせ」になってしまったのだ。サイトで何回も取りあげている「安定を求める」ことも、そういう習慣をつけられたからであって、そこに「なぜ」という視点がない。

生まれつきのものではなく、周囲の人によってあとからつけられたものと思えば、「くせ」の質を上げることはできるはずだ。時間にルーズな「くせ」がついているならば、みずからの力で新たな時間を守る「くせ」をつけるようにすればいい。

たとえば、旅行に行くと疲れるのは、初めての場所だからである家では「くせ」になっているから疲れない日課も、風呂に入る、食事をするという行為まで、風呂はどこか。タオルはあるか、どこで食べようかと、考えてやらなければならないレベルの高い「くせ」をつけるのも、考えて行動するという過程を経なければならないから、最初は疲れる。しかし、それが習慣化して、身についた「くせ」になれば、無意識の行動になるらいい「くせ」を習慣化して、みずからに刷り込んでしまえばいいのである。